出し物・演技

・玉すだれ・

玉すだれは見立て芸

口上に合わせていろいろな形をつくっていく玉すだれは、見立て芸です。

見立てとは、対象を他の物になぞらえて表現する、多くの日本文化を育んできた技法です。例えば、岩を山に、白砂や小石の文様を水の流れに見立てる日本庭園などがあります。

見る人の創造する力と一緒になって、はじめて作品が完成します。

見立ての心は、私たちに精神的な豊かさを与えてくれます。玉すだれで、身近に見立ての心を感じることができます。

玉すだれの歴史

玉すだれは、日本の伝統芸です。
江戸時代に客寄せ、物売りを通して広がってきました。浮世絵の中にも玉すだれが登場しています。
玉すだれのルーツは、諸説ありますが、平安時代、富山県五箇山地方に伝わる民謡「こきりこ節」の中で使われていた「ささら」や「編み竹おどり」が独立したものと言われています。

明治時代、寄席で舞台芸として演じられるようになりますが、その後、寄席でも演じられることが少なくなり、時代ともにあまり目にする機会がなくなっていきました。

玉すだれは海外でも大人気

材料は、竹。衣装は、着物と立付け袴です。
日本らしさが伝わりやすく、親しみやすい玉すだれは、海外の方にも大変好評です。小さなすだれがいろいろな形に変化するシンプルな芸は、お子さんからお年寄り、海外の方、どなたでも楽しめるのが魅力です。
気軽に体験してもらうことができ、日本の伝統芸を体感してもらえます。

・傘回し・

傘回しは、400年の歴史のある日本の伝統芸能、太神楽曲芸のひとつです。太神楽曲芸は、神社などで獅子舞と一緒に神様に奉納されていた神事芸能です。その後、寄席ができると舞台で演じる舞台芸能として、親しまれ、現在に受け継がれています。

傘の上で、まりやリング、升などを回す傘回しは、傘の形が末広がりであることからも大変おめでたい芸といわれています。

・皿回し・

カラフルなお皿を回して、いろいろな技をおこないます。
ウグイスの谷渡り、ヒバリの舞、扇の舞、傘の舞、昇り龍、百花繚乱など。

子どもも大人も夢中になる皿回し体験もおこなっています。プラスティック製で落としても割れないお皿を使った安心の体験です。

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